CyberConnectのソーシャルグラフが切り開く新世界|始め方・$CYBER・使い方・攻略法

- CyberConnectの始め方や使い方、概要などを網羅的に徹底解説
- $CYBERについても解説
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CyberConnectはWeb3最大規模の分散型ソーシャルネットワークです。
875,000人を超えるユーザーが当プロジェクトのCyberProfileを作成し、300,000人を超えるユーザーがCyberConnectに基づいて構築されたDappsを活用しています。
CyberConnectが目指しているのは、Web3に存在する無数のプロジェクト・サービスをCyberProfileというソーシャルグラフで結びつけることにより最高のユーザー体験を提供することです。
本記事を読むことでCyberConnectの概要、始め方、使い方を理解し、Web3最大級のソーシャルグラフを使いこなせるようになります。
CyberConnectとは:Web3.0の新たなSNS

名称 | CyberConnect(サイバーコネクト) |
ジャンル | 分散型ソーシャルグラフ |
正式リリース | 2021年 |
対応機器 | PC・Android・iPhone |
ガバナンストークン | $CYBER(5月実装予定) |
公式ページ | https://cyberconnect.me/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/CyberConnectHQ |
Link3 | https://link3.to/cyberconnect |
公式記事(mirror) | https://mirror.xyz/cyberlab.eth |

phaverやReadON、Gabbyなど有名どころのSocilFiはCyberConnectが提供するSBT「CyberProfile」を連携しています。
なぜWeb3プロジェクトはどこもCyberProfileを連携させるのか。詳細は記事の中で解説していきます。
CyberConnectは2021年にローンチされた比較的新しいプロジェクトですが、すでに1,900を超える組織がCyberProfileをサービスに導入し、ソーシャルプラットフォームであるLINK3は月間94万人のアクティブユーザーがいます。


Web3の意義は分散型で検閲のない自己主権型のソーシャルネットワークの構築です。
Web3構築にはCyberConnectに代表されるような分散型ソーシャルグラフプロトコルの存在が不可欠です。

CyberConnectはweb3上の全てのプロジェクトへ統合して構築できるインフラを提供し、結果としてソーシャルグラフの所有権をユーザーへ戻します。
web3の目的そのものです。
Web3.0とは何か
ここで大切になるのがWeb3.0とはいったい何なのか?ということ。

Web3はインターネットの新たな形を示す概念で、次世代の分散型インターネットの総称です。
特定のプラットフォーマーに依存するのではなく、ブロックチェーン技術によってデータを個人に分散させることを目指しています。
Web3が実現すると可能になることは以下の通りです。
- 仲介組織を介さずに自由に通信ができる
- セキュリティが向上する
- 人種や国境を超えてサービスを利用できる
Web3関連の技術を以下に示します。
- NFT
- DAO
- DeFi
- Dapps
- 分散型ブログプラットフォーム
- GamiFi
- SocialFi

CyberConnectのCyberProfileを使用することで上記の技術・サービスについて接続データを一元管理できるようになります。
オンチェーンID、ソーシャルグラフがあれば、Web3の広い世界をストレスなく自由に歩き回れるようになるんです。
CyberConnectの登場
CyberConnectはWeb3を代表するソーシャルグラフです。
ソーシャルグラフは、互いに影響を与えあう複数の人間の結びつきや、かかわり合いを示した概念です。
具体的には、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やその他のソーシャルメディアにおけるウェブ上での人間の相関関係を、点と線分で可視化したものを指します。

Web3全体で活用できるソーシャルグラフをブロックチェーン上に紐づけることにより、あなたが誰で、これまで何をしてきて、どんな好みがあるのか、サービスごとに示す必要がなくなります。
開発者側はイチからユーザー情報を集める必要が無くなりますし、ユーザーは最初から自分に合ったサービスを提供してもらえるようになります。
CyberConnectの特徴と利点

CyberConnectがユーザー情報を蓄積してWeb3サービスをつないでくれることは分かったけど、実際にどんなメリットがあるの?と思っている方も多いかもしれません。
ここではCyberConnectがもたらす価値についてもう少し深堀して紹介していきます。
CyberConnectが提供する主要な機能
CyberConnectは実際に以下のような機能を提供しています。
- CyberProfile(分散型ID)
- CyberConnect Social Graph(D-ID、データ、コンテンツ、友人をリンク)
- CyberWallet(スマートコントラクトWallet)
- LINK3(ソーシャルネットワーク プラットフォーム)
- FanClub(活動を可視化するプラットフォーム)

繰り返しになりますが、これまでユーザーデータは中央集権的な企業が独占しており、他のプロジェクトはイチから情報を集める必要がありました。
CyberProfileを使うことにより、Web3上のどのプロジェクトからでも個別最適化されたサービスを受けられるようになります。
LINK3はWeb3版Linktreeのようなサービスです。以下は筆者のLINK3ページです。個人のコンテンツを紹介することが出来ます。

上記のCyberConnectが提供するサービスは多くのWeb3を代表するプロジェクトとそのユーザーが使用しています。

CyberConnectのMintページでは以下の3種のSBT(移動不可のトークン)を入手できます。
- Cyber Profile(Web3活動経歴の証明ができる)
- CyberConnect Fan Pass(コミュニティへの貢献を証明し報酬を貰える)
- W3ST(Web3 Status Token・LINK3への参加を証明するトークン)
ちょっと難しい概念的な話をすると、CyberConnectは以下のような価値を提供しています。
- パブリックにアクセス可能: 分散型ソーシャルグラフは、開発者がユーザーのつながりを活用して既存のユーザー ベースを超えて成長するためのアドオン機能として、すべての Dappsからパブリックにアクセスできるようになります。
- 自己主権: ソーシャルグラフはすべての人に公開されていますが、ユーザーだけが自分のソーシャル グラフを完全に制御できます (接続の追加、削除、更新など)。
- ブロックチェーンに依存しない: 単一のブロックチェーンに結び付ける代わりに、プロトコルはマルチブロックチェーンのエコシステム向けに作成されます。ブロックチェーンに依存しない機能は、すべてのブロックチェーンからの接続をサポートします。
- 分散型ガバナンス: パーミッションレス、分散型ガバナンスの理想に取り組んでいきます。プロトコルの長期的な開発は、分散型ガバナンスの対象となります。
- トークンによるインセンティブ: サイバーコネクト プロトコルの長期的な開発をサポートするために、初期段階でトークンによるインセンティブ モデルを導入し、ソーシャル グラフの構築に貢献したすべての貢献者に公平に報酬を与えます。
他のSNSとの違いとその利点
そもそもCyberConnectはSNSではなく、ブロックチェーンアドレスベースのソーシャルグラフを構築するためのプロトコルです。
FacebookやTwitterなどのSNSに付帯するソーシャルグラフと異なる点は以下の通りです。
- CyberProfileを採用しているWeb3サービスはユーザー情報を共有できる
- ブロックチェーンアドレスに紐づいており自分で管理できる
- プラットフォーマーの意向で改変、削除、販売はできない
- ユーザーに個別最適化されたWeb3サービスを受けることができる

今まではTwitter上で積み重ねてきた投稿や人間関係を他のサービスに引き継げませんでしたが、CyberConnectを使えば新規サービスを利用するときでも「強くてニューゲーム」が可能になります。
GAFAMのようなプラットフォーマーにとって独自のソーシャルグラフは商売のタネだったので独占していましたが、Web3でそのような管理は望まれていません。
CyberConnectの登録・利用方法
ここではCyberConnectの登録・利用方法について紹介していきます。
CyberProfileの作成方法

CyberProfileはWalletにBNBがあれば1クリックでMint可能です。
もしBNBや仮想通貨自体を持っていない場合はSTEP2の「もし仮想通貨を持っていない場合」の作業を実行してください。
仮想通貨を持っていない場合は以下の記事を参考にして入手しましょう。

メタマスクを持っていない場合は以下の記事を参考にしてダウンロードしてください。

それでは早速3STEPで紹介していきます。
CyberConnectトップページの「Mint CyberProfile」クリックします。

CyberProfileのハンドルネームを入力してMintを実行します。
CyberProfileはBSC上で動いているため、Walletにはガス代として少量のBNBを入れておく必要があります。

もし仮想通貨を保有していない場合はコインチェックなどの国内取引所を開設して日本円とETHを交換しておきましょう。
口座開設方法は以下の記事を参考にしてください。

ETHを必要数量購入したらMEXCなどの海外取引所へ送金します。送金したETHをUSDTに交換した後、ガス代用のBNBへ交換します。
ガス代なので1000円から2000円くらいあれば十分です。

BNBを購入出来たら、CyberProfileを接続するWalletへBNBを送金します。
以下のようにBNBがわずかでもWalletに存在すればCyberProfileをMintすることができます。

無事Mintが完了したら以下のように自分だけのCyberProfileが確認できます。

CyberProfileのMintページでは以下のプロファイルNFTもガス代だけでMintできるのでやってしまうと良いでしょう。
- Link3プロファイル
- Fan Pass
- WeST
LINK3プロファイルは自分だけのLINK3ページを作成するのに必要です。

Fan Passはコミュニティ内の活動を評価してもらい、各種報酬を獲得するために利用します。

W3STは記念トークンなので明確な利用目的はありません。もしかすると保有者のみに特別なエアドロなどがあるかもしれません。

基本的な利用方法

CyberProfileはWalletに紐づいているので、各種Web3サービスに接続すれば自動的に適用されます。
例えば以下のようにWeb3ソーシャルの代表格であるphaverもプロフィールにCyberProfileが紐づいています。
phaverのCyberProfileをクリックすると、Link3に飛ぶことができます。

Read to EarnのReadONではCyberProfileを使ったコラボイベントを開催していました。
→CyberConnect×ReadONのコラボイベントでFP(FanPoint)をゲットしよう(3/23記事)
ReadONで各種タスクをこなすことによりCyberConnectのファンポイントが獲得できるというものです。
このようにCyberProfileを接続することによりユーザーの行動履歴を記録しシームレスなコラボイベントや報酬提供が可能になります。
$CYBERについて
CyberConnectは運用しているプロトコルのガバナンスを分散型コミュニティに委ねるために$CYBERを発行し、同時にCyberDAOを構築します。
$CYBERは以下のような用途で使用されます。
- CyberConnectの改善提案投票
- トランザクションのサービス利用料
- 開発者補助金プログラム
- コミュニティ貢献者プログラム
- コミュニティイベント
- CyberProfile Mintの支払い
- CyberWalletのガス代
$CYBERは以下の配分で合計100,000,000トークン発行されます。

$CYBERのパブリックセールはCoinListにて2023年5月18日から行われる予定です。
本来は$CYBERあたり3USDのところ1.80USDで購入することができます。
優先的な購入権を与えられるのは以下のアーリーアダプターです。
- CyberProfile保有者
- CyberConnect FunClubのレベル
- W3ST保有者
- Discodeロール
- ミステリーボックス保有者
- 過去のコミュニティイベントのNFT保有者

スナップショットは4/26に取得されているので、それ以降の活動はプライオリティセールには影響を与えません。
CyberConnectは規模の大きいWeb3ソーシャルプラットフォームであるため、$CYBERも期待が持てます。
CyberProfileを利用している代表的なプロジェクト

CyberConnectのエコシステムには多様なWeb3プロジェクトが関与しています。
例えばWeb3ソーシャルとして注目を集めているphaberもCyberConnectエコシステムの一員です。
phaverは価値ある投稿をすることによりトークンを稼ぐことができるプラットフォームです。詳細は以下の記事を見てください。

またReadONという読んで稼げるWeb3プラットフォームもCyberConnectのエコシステムに入っています。
こちらは世界中の価値ある最新記事を日本語で読むことができ、クリエイターも広告なしできる特徴をもっています。詳細は以下の記事で紹介しています。

CyberConnectは「Connected2023」というハッカソンを開催しており、上位に入賞したプロジェクトは押さえておく必要があるでしょう。
Web3.0とCyberConnectの未来
大仰な見出しですが、ここではCyberConnectの提供するサービスによってWeb3がどのように変わっていくのかを紹介していきます。
ちょうどCyberConnectがmirrorに投稿している記事に2023年のロードマップがあったの引用します。
Web3.0におけるCyberConnectの位置づけ

まとめると以下の通りです。
- CyberConnectでログインするSDKのローンチ
- 80以上のエコシステムと100万人のCyberProfileオーナーを達成
- Link3投稿をローンチ(分散型投稿ツール)
- XMTP、Notifi、PUSH、Livepeer、Lit Protocolとの技術統合
- CyberConnect v3をローンチ
- ERC-4337のCyberWallet β版をローンチ
- オムニチェーンネームをローンチ(全てのチェーンで使えるドメインネーム)
- CyberWalletのWeb2ソーシャルログイン機能
- 開発者向けの助成金プログラムのローンチ
- 120以上のエコシステムと150万人のCyberprofileオーナーの達成

ロードマップを見るとCyberConnectが分散化ID(CyberProfile)とLink3(Web3プラットフォーム)、Wallet(金融)というWeb3の基幹システムを抑えて分散化プラットフォームの地位を盤石にしようとしているのが伺えます。
実現すればWeb3界隈はよりシームレスでストレスのない環境を構築できるはずです。
そのためにはソーシャルグラフはLens Protocol、Web3コンテンツプラットフォームはMirror、Walletはメタマスクというライバルに勝るサービスを開発していかなければなりません。
今後のCyberConnectの活躍に期待したいですね。
CyberConnectの可能性と未来のビジョン

CyberConnectはmirrorへの最初の投稿で未来に向けたビジョンを示しています。

CyberConnectの目的はWeb3開発者が統合して構築できるインフラを提供し、ソーシャルグラフデータの所有権とユーティリティをユーザーに返すことだと述べています。
CyberConnectがいくら素晴らしいアイデアを持っていたとしても開発者が参加せずエコシステムが小さいままでは価値はありません。
そのためCyberConnectはユーザーファーストというよりも開発者ファーストの姿勢を貫いています。
事実、CyberConnectはConnected2023というハッカソンを企画したり、2023年4Qには開発者向けの助成金プログラムの提供を予定しています。
CyberConnectのエコシステムに加入しているプロジェクトは現在50ほど。これが増加を続けているうちはCyberConnectの未来は明るいと考えて良さそうです。

CyberConnectはTiwtterやLink3でエコシステムに加入したプロジェクトを紹介しているので常にチェックしておくと良いでしょう。
素晴らしいGamiFi、SocialFiはここから誕生するかもしれません。
Q&A
Q:CyberProfileをMintするのに費用は掛かりますか?
A:現時点ではBNBチェーンにおける数十円のガス代のみでMint可能です。しかし将来的には$CYBERの手数料がかかるようになる可能性もあるので今のうちにMintしておくと良いでしょう。
Q:CyberProfileは売買可能ですか?
A:CyberProfileはSBT(譲渡不可トークン)と呼ばれるもので売買はできません。そもそも自分自身の活動や発信内容を証明するソーシャルグラフですので人に譲渡するものではありません。
Q:Lens ProtocolとCyberProfileはどちらが有望でしょうか?
A:現時点で判断するのは難しいでしょう。phaverなどはLens protocolとCyberProfileを両方とも連携できるようになっています。どちらも取得しておくことをお勧めします。
Q:$CYBERトークンに将来性はあるでしょうか?
A:トークン価格は予想できるものではありません。しかし他のプロジェクトの草アルトコインよりも可能性があるのは間違いないでしょう。すでに100万人ほどのユーザーと50以上のエコシステムを抱えています。今後の展開に期待しましょう。
参照サイト
- Introducing CyberConnect Token (CYBER) and its CoinList Public Sale
- Official Website
- Discode
- Mirror
- CyberConnect Protocol: Building the Social Graph Infrastructure for Web 3.0
- オムニチェーン vs マルチチェーン vs クロスチェーン: それらは何ですか?