phaverの新機能「Phaver Cred」は価値を生み出すのか?
今回は5月17日から新しく追加された新機能、phaver Credについて解説していきます。
phaver CredはWeb2で言うクレジットカードの信用機能みたいなもので、ユーザーの投稿や保有している資産その他の活動などから信頼を数値化します。
phaver Credが高いほどエアドロップなどを受けられる可能性が上がるそうです。
正直なところ高価なNFTを持っているユーザーほど優遇されるシステムで一般ユーザーからするとあまり面白い機能ではないかもしれません。
私自身もいくつか当てはまるNFTは持っていましたがすでに売却してしまっているためあまり盛り上がれないでいます、、、
今回はそんなphaver Credについて詳しく掘り下げていきたいと思います。
White paperの内容
以下にWhite Paperに記載されているphaver Credの内容をまとめていきます。
以下の求めはchatGPTにホワイトペーパーの内容をまとめてもらったものです。
Phaver Cred、または信用スコアは、ユーザーのウォレット内容(NFTなど)に基づいて真正のユーザーを識別し、報酬を提供する新しい方法です。具体的には以下の機能があります:
- Phaver上での活動に応じて、アカウントに接続された全てのNFTに基づいて毎日Credが得られます。
- ボットや重複ユーザーを真正のユーザーから区別し、全てのユーザーの体験を向上させます。
- ユーザーがPhaverを使用することで、ウォレット内の任意の質の高いNFT所有者がリスクフリーの利益を得られるようにします。
- ユーザーがPhaver内でレベルアップし、より高い可視性やPhaver PointsをTokensに引き換える高い割合(レベル2以降で利用可能)などの特典を享受できるようにします1。
Phaver CredはWeb3のウォレットが独特な信用性を構築する新たな可能性を提供します。これにより、ユーザーはBored ApesからOATs、ゼロ知識IDなどのユニークな偽造不可能なアセットを接続して信用性を築くことができます2。
Phaver Pointsは誰でも獲得することができますが、Credがレベル2以上に達したユーザーだけがトークンとして引き換えることができます。各アセットは一つのアカウントにしか接続できませんので、マルチアカウント化は難しく、高価になります3。
ユーザーが他の場所で築いた評判を引き継ぐことで、新規ユーザーの獲得を促進します。これには、財務的価値を持つNFTコレクションだけでなく、TwitterやDegenscoreからの評判を移行するためのsoulbound tokensや他の資格も含まれます4。
Phaver Credスコアは、Phaverでレベルアップしてさまざまな特典を受け取ることを可能にします。レベルは30日間の資格取得期間に獲得され、その後、次の30日間は獲得したレベルを保持しながら再認定が必要となります。これは旅行のロイヤルティプログラムに似ていますが、長期間の活動ユーザーを報酬として、初期段階では年間ではなく30日間の早い期間を使用します1。
Phaver Credにはレベルが設定されており、それぞれが特定の特典を提供します:
- レベル1:新規のPhaverユーザーは自動的にここからスタートします。不正行為を防ぐため、L1のユーザーは無料のステークを受け取ることができず、TGE後にトークンを引き換える資格もありません2。
- レベル2:二番目のレベルは、日々のアプリ内活動と接続されたウォレット内のユニークな資産の組み合わせに基づいてユニークなユーザーを示すように設計されています。L2のユーザーは無料のステークにアクセスし、トレンドリストやフィードに表示される資格を得るとともに、TGE後にポイントをトークンに引き換える機会を解放します3。
- レベル3:レベル3はPhaverユーザーの上位5%に到達するように設計されており、PhaverおよびWeb3を一般的に活動的に利用していることを示しています。L3の特典には、ステーク、可視性、引き換え可能なトークンなど、全てのものの高額が含まれます4。
- レベル4:ユーザーのうち1%未満がこの最高位に達します。これには、NFTの大物、TwitterのKOL、オリジナルのdegen、その他のWeb3のスーパーユーザーが含ます。このレベルは、Web3の舞台で最も興味深い人々が参加し、Web3のソーシャルワールドでのリーチをより簡単に再構築し、Phaverで十分に活動的であれば大幅なエアドロップの機会を得るようにするために設計されています1。
Phaver Credスコアは、アプリから最大限に利益を得たいユーザーや、Phaverが高品質なユーザーベースとユーザーエクスペリエンスを維持し、さらに構築するための重要なツールです。テストと反復の段階では、フィードバックやCredに追加するNFTアセットの提案を歓迎しています2。
phaverのホワイトペーパーを日本語訳し引用
ボットとユーザーを区別してくれるのはありがたいですが、高価なNFTを持っているユーザーを優遇しすぎると多くのユーザーは離れていってしまう可能性もありますね。
まあ高価なNFTを持っていることが真の信用であると言われたらそれまでですが、phaverの元々の理念は、価値のあるはコンテンツを提供するユーザーに対して報酬を支払うというものでしたので若干方向性が変わってきたようにも感じます。
今回の開始を通じて私が感じた疑問は「信用とは一体何なのか」ということです。
資産を多く持っていれば信用があるのか、高価なNFTを持っていれば信用があるのか、私はそうは思っていません。
高価なNFTを持っているユーザーがただ存在してるだけでphaverのトークンを現金化できるのであれば、すぐにトークン価格は下落してしまいphaver自体の価値も地に落ちるでしょう。
ホワイトペーパーの後半に書かれているようなレベル4のユーザー、つまりTwitterのスーパーインフルエンサーやWeb3の有名人などに多くのポイントが提供されるのは理にかなっていると思います。
そういったユーザーが行った発言に高い価値があるのであれば、そのコンテンツに対して多くのトークンが支払われるのは当然だと思うからです。
しかし高価なNFTを持っているユーザーがただ存在してるだけでphaver pointやphaver credを入手して既存のユーザーがないがしろにされる状況というのは見ていて気持ちがいいものではありません。面白くないですね。
以下のようにBAYCなどを保有していれば毎日多くのポイントやCredを入手することができます。しかしそのために多額の資金を費やしてそれぞれのNFTを購入するのは馬鹿げていると言わざるを得ません。
NFTを保有せずにCredやポイントを獲得したいのであれば以下のSBTを入手するのが手っ取り早いでしょう。
ただしNFTの保有に比べるとその価値は見劣りするので時間が経てば経つほど差は大きくなってしまい稼げなくなる可能性が高いです。
私が今回のphaverの回収に魅力を感じない理由は以下の通りです。
- 高価なNFTを保有しているユーザーのみが優遇されるルール変更である
- Cred(信用)は高価なNFTの保有で測ることができるのか疑問
- ただ高価なNFTを保有していればトークンを稼げて儲かるコミュニティに意味はない
- そういったコミュニティに対し価値のあるコンテンツを提供し盛り上げようというユーザーは現れない
- phaverはWeb3ソーシャルなので価値の高いコンテンツが存在しなければ衰退していく可能性が高い
各種SBTの入手方法
Clique SBTに関しては以下の記事で入手方法と接続方法を紹介しています。
その他のSBTに関してはkoskさんが以下のTweetで詳しく紹介して下さっています。
私もGalxeのSBTは保有していなかったのですが、5分くらいですぐに入手できました。
phaver Credの概要に関しては以下のTweetでも詳しく紹介されています。
ゆうじろーさんのTweetを読むとDegen Scoreはけっこう難易度が高い様子。
phaver Credの概要
phaver Credは4つのレベルに分かれています。
- レベル1(0クレジット)
- レベル2(50クレジット)
- レベル3(500クレジット)
- レベル4(1000クレジット)
ポイントを現金化するためには最低でもレベル2まで上げる必要があります。
以下のリンクからSBTやNFTを接続することにより、クレジットポイントを獲得することができます。
phaver Credとphaver pointを獲得できるNFTは以下の通りです。
レベル別の特典は以下の通り。
- 新規ユーザー
- ステークポイントはなし
- トークンローンチ後もポイントに応じたトークンは受け取れない
- 毎日ポイントとCredを稼ぐことができる
- 毎日5ステークポイントがもらえる
- 他のユーザーよりもコンテンツが露出しやすいというメリットがある
- 一部ポイントをトークンに交換できる権利が得られる
- パートナーシップによるWLを貰えるチャンスがある
- 毎日10ステークポイントもらえる
- レベル3は上位5%のユーザーのみ
- レベル2よりも多くの恩恵を受けることができる
- パートナーシップからWLを受け取るチャンスがある
- 毎日20ステークポイントもらえる
- phaverユーザーの上位1%
- NFTくじらやオリジナルDegens、適格なWeb3ユーザーである
- 専用のヘルプチャンネルを用意してもらえる
- パートナーシップからVip WLを獲得するチャンスがある
なんだかクレジットカードのシステムに似ている気がしますね!