Phaverのライトペーパー解説|Web3ソーシャルプラットフォームの全貌

Phaverは個人が「価値ある投稿」をすることで報酬を獲得することができる非中央集権的なWeb3ソーシャルプラットフォームです。
残念ながらPhaverに関する情報はあまりないのが現状です。(日本語のサイトはないしDiscodeでも十分な情報は得られない。)
実はDiscode内のリンクからPhaverのライトペーパーに飛ぶことができます。このライトペーパーは英語で結構分量も多いので読むのは骨が折れます。
しかしめちゃくちゃ重要な「なぜPhaverをやるべきなのか」という理由が書かれています。今回はそのライトペーパーをわかりやすい形で日本語訳し、解説しているので参考になれば嬉しいです。
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Web3ソーシャルプラットフォームとは
Phaverの基本的な考えとして「真の次世代のWeb3ソーシャルプラットフォーム」は以下のような特徴を備えているものとしています。
- サービスの所有権と価値をプロジェクトの成功に貢献した人と共有する
- 他のユーザーに対し「真の価値」を創造した人に報酬を与える
- 人々に自信が所有しているデータを「コントロール」する権利を与える
- すべての人にとって包括的でアクセス可能である
Phaverは相互運用可能なLensソーシャルプロトコル上で動作する最初のモバイルアプリ(iOS/Android)です。既存のweb2プラットフォーム(Twitterなど)からPhaverにキュレート(収集・共有)することもできます。
なんとなくわかるかもですが、ちょっとわかりにくいですよね??
これまでのソーシャルサービスはTwitterのようにWeb2プラットフォームはTwitter社の一部の人に利益が集中していました。(価値のあるコンテンツをアップしているのはユーザーなのに!!)
一方でPhaverのようなWeb3ソーシャルプラットフォームは価値のある投稿の報酬はユーザーへ支払われます。これが最も大きな違いです。

世界的に貧富の格差が問題視されています。プラットフォーマーを運営している(もしくはそこに努めている)人だけが裕福になっていく現状が問題視されています。(個人的にはそれだけの価値は提供していると認識していますが、、、)
そのため「個人の価値ある投稿に報酬が支払われる」PhaverのようなWeb3ソーシャルプラットフォームに人が集まる流れは止められないと考えています。
価値の発生:Web2 vs Web3ソーシャル

Phaver運営はメタバースを3D Worldだとは考えていません。そして「メタバース」は(GAFAMのような)既存企業によって作られるものだとも考えていません。
メタバースとは「バーチャルなペルソナがフィジカルなペルソナよりも重要になる瞬間」のことを意味します。←重要!!
オンラインのプラットフォームで生計を立てる人は多くなっていますが、オンライン自体で行うことの多くは趣味とみなされており、それ自体でお金を稼ぐのは難しいのが正直なところです。
例えば、「TikTokの作成者」「ウェキペディア編集者」「Twitterインフルエンサー」。これらはそれ単独でお金を稼ぐのは難しいです。
他の人々を楽しませたり助けたりすることでプラットフォームに対し収益を生み出していますが、収益を得るためには自らが工夫して対応する必要があります。
Phaverはそんな現状を変えます。
Ohaverのアプリ内経済は優れたコンテンツを生み出すクリエイターとキュレーターの双方に対し報酬を与えます。
言い回しは難しいですが、これまでは価値を生んでいたクリエイターが報酬を得ていなかったけど、これからはプラットフォーマーに報酬が集まるシステムをやめてクリエイターに回そうねということです。
結果として価値を生むクリエイターはPhaverのような報酬を得ることができるソーシャルサービスに集まるので、Phaver自体の価値も高まっていきます。
Web3へ10億人を招待する非中央集権ソーシャルの役割

非中央集権ソーシャルサービスは大衆が扱いやすく理解しやすいのでWeb3の入り口として優秀です。
2015年から2021年はDeFiやWallet、交換所などの金融アプリケーションが成功を収めましたが、次の時代に成功を収めるのはPhaverのような非中央集権のソーシャルでしょう。
Phaverでプロフィールを入力して数人の友人をフォローする、そして何らかのイベントでPOAP(NFTバッジ)を作成することはDeFiを利用するよりも簡単な作業です。(非中央集権ソーシャルは簡単)
非中央集権ソーシャルは、実際にユーザーに対し価値をもたらすために内部の難しい仕組みや複雑さからユーザーを保護する必要があります。(以下の内容がPhaverの取り組み)
PhaverのようなWeb3ソーシャルを使う理由⇒価値
- トークン報酬を得られる
- データの所有権が自分自身にある
- 多様なWeb3パートナーシップの恩恵を受けられる
一つずつ解説していきます。
トークン報酬を得られる
これまでのWeb2サービスではポイントのようなものを貰えたとしても、それを現金化して生活を豊かにすることはできませんでした。
しかしPhaverから得た報酬は将来的に現金化できてリアルな生活に恩恵をもたらします。(2023年1月時点では未実装)
データの所有権が自分自身にある
これまでのweb2サービスでは、データの所有権はその会社にありました。
つまりTwitterの判断で自身のこれまでのTweetは消し去られてしまいますし、FaceBookで積み重ねてきた人間関係も一瞬でなかったものにされてしまいます。
一方でWeb3は非中央集権的でどこか一社の判断でデータを消し去れるものではありません。
Phaverで築いた信頼や人間関係、作品の所有権はあなた自身のものであり、誰かの一存で消されてしまうものではありません。
多様なパートナーシップ
Web2ソーシャルの大きな特徴として、自身のプラットフォーム内でユーザーが循環することが重要であったということがあります。
つまりTwitterであればTwitter内を巡回してもらって広告収益を最大化させることが重要だったということです。
一方でPhaverのようなWeb3ソーシャルは真逆の戦略をとることが可能です。(広告収益に依存していないので)
現時点でも以下のような戦略的パートナーシップを複数結んでいます。
- Bitkeep(Wallet)
- DeFiプラットフォーム
- NFTコミュニティ
- アルゴリズムプロバイダー
- Web2ソーシャルヒストリープロバイダー
これはWeb3ソーシャルならではの特徴であり、結果的にユーザーに対しより大きな利益(利点)をもたらします。
ブロックチェーンとソーシャルプラットフォーム

ブロックチェーンとソーシャルプラットフォームが相乗効果を生むためにPhaverが重要視しているのは以下の観点です。
- DAOの将来的な共同所有構造
- 既存のソーシャルビジネスモデルからトークンの使い道と価値を生み出す
- テクノロジーを超えたユーザーエクスペリエンス
順番に説明していきます。
DAOの将来的な共同所有構造
既存のプラットフォームがNFTやトークンを後から実装したとしてもプラットフォームをWeb3化することはできません。
一方でPhaverはガバナンストークンの51%以上をユーザーと共有することを約束しています。(GAFAMのように収益のほぼすべてを自社の利益とはしない)
既存のソーシャルビジネスモデルからトークンの使い道と価値を生み出す
誇大広告と投機を中心として構築された経済(ポンジスキーム)は遅かれ早かれ失敗する運命にあります。
自分以外の他の誰かが同じ投資対象に対してさらに多く支払うという見通しだけが唯一の価値である場合、その不安定なピラミッドは最終的に崩壊します。(最近は数週間持ちません)
弱気相場であっても価値を保持できるプロジェクトだけが生き残っていくということです。
Phaverは十分な数のユーザーが支払う価値があると感じることができるアクションとトークンエコノミーを組み合わせることにより、その価値のほとんどをクリエイターに渡します。
つまりPhaverは持続性がありサステイナブルなプロジェクトを目指し、クリエイター中心のエコシステムを構築するということです。
テクノロジーを超えたユーザーエクスペリエンス
多くのWeb3プロジェクトはユーザーエクスペリエンスを犠牲にしています。
シードフレーズを要求したり、暗号トランザクションや複数のアプリをつなぐことを要求したりします。
仮想通貨に不慣れな人はもちろんのこと、経験豊富なユーザーでさえ躊躇するようなユーザー目線が欠如したプロジェクトが多いのが現状です。
PhaverはシンプルなUIとLensプロファイルを優先し、NFTの収集はホワイトリスト登録機関が終了した後に行われ、外部ウォレットとのトランザクションに署名するためにアプリを離れる必要もありません。
Phaverに参加するのはWeb2と同じくらい簡単です。
簡単な参加方法とコンテンツ作成の触媒としてのキュレーション

Web3のほとんどはバックエンドの革命です。(つまりユーザーには見えないところで技術革新が起こっており、認識しにくい)
そのためPhaverの最初の戦略は以下のとおりです。
「Web2コンテンツを簡単に共有する方法を提供し、その結果としてWeb3インフラストラクチャの主な利点(トークン報酬)を得る方法を提供する」
簡単に言うとTwitterやインスタ、Webコンテンツの情報をPhaver上に共有することでトークンを獲得できるようにするということです。
Phaverは独自のステーキングメカニズムによりキュレーションと共有を補完します。(ユーザーにどんどんPhaverを使うように仕向ける)
Phaverのステーキングは他で用いられる一般的な「ステーキング」ではありません。
Phaverのステーキングメカニズムは「ユーザーがトークンを他人の投稿にステークすることによりその投稿の品質と可視性を決定づける」ものです。
トークンのステーク量によって投稿の人気が決定づけられ、どれだけ早くステーキングしたかによって利回りが決定します。
ユーザーは毎日5トークンを入手することにより、トークンエコシステムに参加します。
これによりクリエイター、キュレーターが作成した価値に報酬を与えることが出来ます。
マルチチェーンのアプローチ

Phaverは将来的に複数のレイヤー1チェーン(イーサリアム、ソラーナ、アバランチ、ニア、バイナンス)とETHレイヤー2ソリューションのコンビネーションによってブロックチェーンは形作られると考えています。
Lens Protocolのソーシャルグラフは現時点ではポリゴン上で構成されているのでイーサリアムよりも圧倒的にトランザクションコストが低くなっています。
ビジネスモデル

Phaverの収益モデルは以下のとおりです。
- トークンの販売
- トランザクションFee
- NFTのMint
- E-コマース機能
- ビジネスコラボレーション
一方でユーザーデータの販売や歴史的な広告モデルによるマネタイズを使うことはないとのことです。
ガバナンストークンの購入
両方のPhaverトークンにはアプリ内のユーティリティ(使い道)が用意されているため、ブランド(Web3プロジェクト等)がコラボしたい時に、トークンを販売する機会があります。それによりマーケットにてガバナンストークンとユーティティトークンの需要が発生します。
NFTのミント
Phaverはプラットフォーム上で使い道があるNFTコレクションを提供する予定があります。
重要な機能の一つとして、ユーザーが投稿へのカスタムリアクションとして使用するものがあります。これは同時にPhaverの財布にも利益をもたらします。
トランザクションFee
Phaverでは将来的にコンテンツプロデューサー(クリエイター)がゲート(限定公開)したプレミアムコンテンツで収益化する方法を用意する予定です。
ブランド(プロジェクト)が利益を得る機会を提供することにより、Phaverは手数料を得ます。
E-コマース機能
E-コマースはPhaverにおけるキュレーションカテゴリの一つであるため、ユーザーは接続しているWalletを使い買い物ができるようになります。(長期的な展望)
このE-コマース機能の手数料がPhaverの利益となります。
ビジネスコラボレーション
Phaver独自のステーキングシステムにより、企業はユーザーの反応に基づいてコストのバランスを取りながら、トピックのフィードでも可視性を得ることができるようになります。(広告という形を使わずに顧客にアプローチできる)
例えばNIKEがスニーカーのトピックをPhaverに投稿した場合、高品質のコンテンツであればステーキングで利益を得られますが、品質が悪ければ損失となります。
まとめ
今回はPhaverのライトペーパーの内容をまとめながら、その内容を解説していきました。
簡単にまとめると以下のような感じになります。
- Phaverは価値がユーザーに還元される
- PhaverはUXが優れており、Web3への入り口になり得る
- PhaverはWeb2コンテンツをキュレートすることで報酬が得られる
- Phaverには明確な収益モデルが存在する
Phaverは単なるweb3のソーシャルサービスなのではなく、今後Web3の玄関口として多くのWeb2ユーザーをWeb3へと招待する可能性があります。
Phaverはこれまでないがしろにされてきたクリエイターに焦点を当て、報酬を提供します。
オフィシャルローンチの前だからこそ、今から触っておくのが良いでしょう。
Phaverの始め方は以下の記事を参考にしてください。

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本書の目次は以下のとおりです。
- はじめに
- phaverとは!?
- phaverの始め方
- phaverの各種機能
- phaverで最初にやるべきタスク
- phaverを攻略する10の方法
- phaverでよくある質問
- 重要リンク集
- おわりに
- 巻末特典
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