ビットコインを保有するメリット

現在、およそ1200万人の人がビットコインを保有しています。なぜこれほどの人がブロックチェーン上のデータであるビットコインに熱中し保有したがるのでしょうか。
ビットコインはもともと2008年にサトシ・ナカモトという謎の人物が構想を論文として発表し、翌年の2009年に流通するようになった世界初の仮想通貨です。
ビットコインはデジタルゴールドである

ビットコインは一部の投資家から「デジタルゴールド」と呼ばれています。
国が発行する「円」のような通貨はどんどん印刷されるため価値が希薄化していきます。インフレを起こして価値を毀損していく。
それに対してビットコインの発行上限は2100万枚と決められています。2023年1月時点では1927万枚が発行されています。つまり発行できる残りの枚数はわずか173万枚ということです。
価値がどんどん希薄化していく法定通貨と発行上限が限定されているビットコイン。どちらを保有すべきかは明白ですね。
半減期の後に高騰する

ビットコインはおよそ4年ごとにマイニングの半減期を迎えます。マイニングとはビットコインの取引に必要となる複雑な計算に協力することで、それにより報酬としてビットコインを得ることができます。
つまりビットコインは4年ごとに排出量(マイニング量)が半減するので、どんどん希少価値が高まっているのです。
そのため半減期が訪れてから半年から1年後に価格が大きく上昇するという動きが直近2回で起こっています。
今は2023年。1年後の次の半減期でビットコインはどのような値動きをするか楽しみですね。
国境を越えてやり取りできる

もし日本円を海外へ送金しようとしたら楽天銀行の場合4750円かかります。海外送金にはおおむね1週間ほどかかるのが通常です。
これだけ文明が発達した現代でもお金のやり取りには大きなコストと時間がかかっています。
一方で世界有数の海外取引所であるバイナンスであれば送金手数料はおよそ600円、送金にかかる時間は10分ほどです。
お金の送金手段としてもビットコインの方が圧倒的に優秀であることがわかります。
中央の管理者がいない

ビットコインはサトシ・ナカモトという謎の人物が2008年に構想を発表した世界初の仮想通貨です。
その後はサトシ・ナカモトの手を離れ、非中央集権的(管理者不在)で直接取引することが可能な状況となっています。
例えば、日本で異次元の金融緩和と言ってお金を刷りまくる、ジンバブエのように政府の無茶な金融政策によりハイパーインフレが起こるといったことで、法定通貨は価値を毀損する可能性があります。
一方でビットコインは日中央集権的ですのでそういった人為的な失敗によって価値が毀損される可能性はありません。